エコツーリズムは本当に地域を潤すのか。沖縄で実際の支出を追跡しました。
実験デザイン
初心者グループAは大手予約サイト経由。専門家グループBは地域密着型プラットフォーム利用。両者とも予算10万円で1泊2日の旅程を組みました。
金額の流れ
グループAの支出内訳です。宿泊費45,000円のうち地元事業者に届いたのは18,000円。仲介手数料とチェーン本部への支払いで60%が流出。食事代22,000円は大手レストランチェーンで、地元生産者への支払いは推定4,400円でした。
グループBは違いました。宿泊費42,000円は家族経営の民宿に直接支払い。食材の78%を半径15km圏内から調達していることが帳簿で確認できました。食事代19,000円も地元食堂と直接契約した漁師から仕入れた魚を使用。
地域残存率
グループAの地域残存額は31,200円で残存率31%。グループBは87,600円で残存率88%。差額は56,400円です。
興味深いのは体験の満足度も高かった点。グループBの平均評価は4.7点。グループAは3.9点。地元の人との会話時間はグループBが平均127分、グループAは18分でした。
初心者との違い
専門家が使うのは地域事業者データベースです。検索時間は初心者より34分長いですが、事業者の所有形態や仕入れ先まで確認できます。慣れれば15分程度に短縮可能。年4回利用すれば225,600円が地域に残る計算になります。