エコホテルの廃棄物削減効果を数値化するため、東京都内の2施設で測定を実施しました。
比較対象
通常ホテルは客室数120、3つ星ランク。エコ認証ホテルも客室数118、同ランク。価格帯は1泊12,000円から15,000円で揃えました。両施設とも稼働率78%の週を選択。
廃棄物データ
通常ホテルの7日間総廃棄量は1,847kg。内訳はプラスチック692kg、食品残渣548kg、紙類407kg、その他200kg。1室1泊あたり平均2.8kgでした。
エコ認証ホテルは総量623kg。プラスチック89kg、食品残渣198kg、紙類156kg、その他180kg。1室1泊あたり0.95kg。削減率は66%です。
削減の仕組み
最大の違いはアメニティでした。通常ホテルは個包装の使い捨て品。1室で平均14アイテム、重量にして180g。エコホテルは詰め替え式ディスペンサーと必要時のみ提供するシステム。1室あたり12gに削減されていました。
食品残渣も差が出ました。通常ホテルのビュッフェ廃棄率は32%。エコホテルは事前予約制で廃棄率9%。残った食材の一部は提携農場の堆肥になっていました。
宿泊者の行動変化
興味深いのは宿泊者自身の廃棄量です。エコホテル宿泊者は客室ゴミ箱の使用量が通常ホテルより41%少ない結果でした。環境配慮の空間が行動に影響を与えた可能性があります。初心者でもホテル選択だけで年間削減量は約34kgになる計算です。